ダーツのフォームが安定しない理由は脳にあり!脳は常に刺激を欲している!
ダーツのフォームを維持するのって、めっちゃ難しいですよね。
久々に動画を取ると全く違うフォームになっていることもチラホラ
うまくなるために日々改善を加えていると変わっていくのは当然ですが、良い状態のフォームをキープしようと思っても中々安定しないですよね。
これには脳の性質が深く関わっているようです。
フォームが変わってしまう理由とフォームを安定させる方法をご紹介します!
脳は同じフォームに飽きてしまう
同じフォームというのは、ダーツにとって非常に大事なことです。
しかし、脳にとって毎回同じフォームで投げるということは同じ刺激の繰り返しとなり、かなり退屈な作業になってしまいます。
結果、脳がそのフォームで投げることに飽きてしまうという状態になります。
では飽きてしまうとどうなるのか?
飽きた脳は、いつもと違う刺激に敏感になります。
例えば、テイクバックのときに普段していない手首を捻る動きが入ってしまったとします。
この捻る動きが脳にとって刺激となり、脳はこの動きを求めるようになります。
そうなると脳がその刺激求めるようになり、今まで全くしていなかった手首を捻る動きを無意識にしてしまうという状態になります。
脳が刺激に引っ張られてフォームが変わってしまうというという構造です。
ミスで変な動きをしてしまった後に、その時の感覚が残ってしまいおかしくなるというのもこれが原因です。
脳にとっては、ミスった動きの方が刺激的なのです。
ダルビッシュ式フォーム安定法
メジャーリーガーのダルビッシュ投手が実際に行っている投球フォーム安定法が、ダーツにも使えると思ったのでご紹介します。
ダルビッシュ投手は、2019年にこの方法を取り入れて以降フォームがかなり安定するようになったそうです。
その方法とは、「フォームを2つ作る」です!
フォームを2つ作るんです。
2つ作ることによって常に新しい刺激が入り、余計な動きが入りにくくなる状態になります。
具体的には、キャッチボールなどのアップの時とピッチングの時とで使い分けているそうです。
これをダーツにも応用できないかと考えています。
アップ用のフォームを用意すればできますよね。
ただ、このフォームをもう一つ作るってのが言うのは簡単ですが、やるのがかなり難しい。
ここで私が提案するのが、アップ時にバレルを変えるということです。
バレルが変われば飛ばし方が変わるので、必然的にフォームが変わります。
フォームを作ろうと意識しなくても、バレルに合った投げ方になります。
選ぶバレルとしては、メインバレルに近い形状・バランスのものが良いと思います。
メインバレルのシャフトの長さを変えたりするのもアリです。
もっと手軽にしたい方は、アジャストメントウェイトを活用するのもいいでしょう。
アジャストメントウェイトとは、バレルの重心を変える為の小さい金属の球でチップやシャフトを設置する穴に入れて重心を調整します。
チップ側・シャフト側・アジャストメントウエイトなしの3本で投げれば、大きくフォームを変えずに重心が微妙に違うだけのダーツで練習することができます。
脳の習性を利用する
「リコンソリデーション」という言葉をご存知でしょうか?
聞いたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この「リコンソリデーション」とは、簡単に言うと脳に刺激を与え、活性化させて練習効率を爆上げしましょうということです。
新しい刺激に対して、反応が敏感な脳の習性を利用した方法ですね。
方法としては、練習に微妙な変化を加えるというものです。
脳がその微妙な変化に反応し、活性化した状態で練習に取り組めるという方法です。
これって前項のダルビッシュ投手がやっていたフォーム安定法とかなり近い考え方ですよね。
常に脳に刺激を入れて練習に取り組むという意味では、全く同じです。
ダルビッシュ投手の目的は、余計な動きを入れないために2つのフォームを作り刺激を入れていましたが、結果的に脳の活性化にも繋がり練習効率も上がっていたということになります。
こんなおいしい方法やらない手はない
フォームの安定と練習効率アップの2つを一気に得ることができる方法をやらない手はないですよね。
少しの変化を取り入れてレーティングを爆上げしましょう!
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