永遠のテーマ練習は質か量か?

永遠のテーマ練習は質か量か?

ダーツの枠に留まらない人類の永遠のテーマ「質か量か問題」
今一度この永遠のテーマに挑んでみたいと思います。

練習の質とは?

このテーマを取り上げる際にまず議論になるのは、練習の質とは何かということです。
練習量はそのままやった量なので人によって考えが変わることはないですが、質は人それぞれの考え方が出ます。

私の考える練習の質は、目的と練習の方向性がどれだけ一致しているかということです。
目的に対して一直線であればあるほど練習の質は上がると考えています。

例えば、ブル率を上げたい人がひたすらクリケットナンバーを練習していたら皆さんどう思いますか?
いやお前ブル練しろや!と思うでしょう。

クリケナンバーで練習してもブル率は上がりますが、ブル練に比べると劣るはずです。
ブル率を上げる練習という点においては、ブル練の方が質の高い練習ということになります。
特に、プロレッスンなどは課題に対して的確なアプローチをかけてくれるので非常に質の高い練習と言えます。

そして、練習の目的をどれだけ意識して取り組めているかも質に影響してくると思います。
ただ漠然とブルに投げるのとどうしたらブルに入るのかを考えながら投げるのでは大きく変わります。

ダーツは量重視でもいい

個人的には、ダーツに関しては量重視で問題ないと考えています。
それは、ダーツを投げている以上大きく方向性がずれることはないからです。

ダーツは狙ったところに投げるという一つのことだけができればいい競技です。これが難しいんですが…
ダーツの練習をするときは、基本的にどこかを狙って投げるので狙ったところに投げるという枠から大きく外れることはまずありません。
色々考えて質の高い練習を週1時間する人と9のシングルをひたすら狙って毎日8時間練習している人だと絶対9シングル野郎の方がうまくなります。

狙って投げていない場合でも、リリースの感覚を確認しながら投げるなどその時の課題に対して練習をしていることがほとんどだと思うので問題ないです。
ただ、漠然と投げている場合は問題ですが、そんな方はほぼいないと思います。

方向性と意識と量の関係性

練習の質を決める方向性・意識と量の関係性について私なりの解釈をお話ししたいと思います。
方向性は歩く方向、意識は歩幅、量は歩数のような関係性があると考えています。
練習は目的に向かって歩いていく作業であり、ゴールに向かってどのように進んでいくのかは3つの要素が関わってきます。

歩く方向がずれれば、その分余計に歩かないといけなくなります。
全然違う方向を向いてしまうと辿り着くこともできません。

歩幅と歩数は進むスピードに関係する要素となり、歩幅が小さいといくら歩いても進みません。
逆も然りで歩幅が大きくても数歩しか歩かないと全然進みません。

ある程度の方向性と歩幅(意識)が担保できるダーツは量で進んでいくことができるというわけです。

量で限界が来たら質も考えてみる

量で成長できている間は、そのまま量でゴリ押しすればいいと思います。
ただ、毎日3時間投げてるけど一向にうまくならないしこれ以上投げる時間は取れないなどは量で限界が来ている状態です。

こうなると量で限界が来てしまっているので、質も考えていく必要がでてきます。
ダーツを上手くなるという大きな目的に対して、直近の課題設定の方向性は合っているのかなど見直てみましょう。

あと、疲れるのはいやだから練習量は少なくしたいという方は、質を追い求めるのもありです。
この辺りは、各自の考え方やライフスタイルに合わせて自分なりのバランスで練習しましょう

ダーツは量でゴリ押せる